池江璃花子さんが白血病と診断されたと公表しました。
診断される前からTVの取材で「疲れが取れない」「自分の体が心配」とも言っていたので、体の変調は少し前から気付いていた様子です。
そんな体でハードな練習を続けていたと思うと切ない気持ちになります。
池江さんには日本国民が元気になってほしいと思っています。
白血病の説明は連日テレビで放送されているので省略します。
白血病患者さんのために健康な私たちができることがあります。
1.骨髄バンクへの登録
2.献血
それぞれの説明です。
1.骨髄バンクへの登録
白血病とは血液の病気です。血液は骨髄で作られますので、その元である骨髄を他人の正常な骨髄に移植することを「骨髄移植」といいます。兄弟でも一致するのが4分の1となり、他人の場合はもっと確率が低くなります。
骨髄バンクへの登録はみなさんに是非検討していただきたいと思います。あくまでも登録です。実際に提供するわけではありません。
登録場所:献血ルーム
所要時間:30分※献血ルームの混雑状況による
持ち物:特になし
登録できる人:18歳から54歳で健康な人
体重が男性45kg以上/女性40kg以上
他にも細かい基準があります。詳細は「日本骨髄バンク」
登録手順:
①名前、住所等の個人情報の記入
②医師の問診
③採血2ml(試験管1本)
終わり
2.献血
抗がん剤治療を始めると、副作用として重度の貧血状態となります。
その貧血対策として輸血が行われます。血液は人工的には作ることができないため
健康な方からの献血が唯一の手段となります。
場所:献血ルーム ※各都道府県にあります
所要時間:400ml(40分位※混雑状況による)
成分献血(1時間30分※混雑状況による)
持ち物:初めての人は本人確認ができるもの(免許証、保険証等)
2回目以降の方は献血カード(忘れても大丈夫)
手順:
①受付→名前、住所等の登録
②問診→医師による健康チェック
③検査→貧血検査(基準値以下の人は献血できません)
⓸献血→思ったより痛くない
⓹休憩→20分くらい休んで、体調の変化がないか確認
※献血で注意すること
献血には体重や年齢など細かい基準があります。せっかく時間をかけていくならば事前にホームページで確認することをお勧めします。
服薬の基準もありますが、意外と多くの薬が大丈夫です。
献血ルームに電話して確認しましょう。
お薬の名前が分かれば調べてもらえます。
大まかなお薬の基準
〇→血圧、コレステロール、アレルギー
✖→糖尿病、心臓系、血液をさらさらにする系
痛み止め→当日の服用は不可
抗生剤→3日間は不可
【骨髄登録と献血を一度にしちゃおう】
骨髄登録も献血もどちらも献血ルームでできますので、両方を一度に行うのが効率的です。献血で貧血検査を行う時に骨髄登録分の血液も一緒に採血できるので針を刺す回数も少なく済みます。
「命の恩人」という言葉がありますが、まさに骨髄の提供や献血ですね。
私は骨髄バンクの登録と献血の両方を行っていますが、自分の体が健康だからできることです。1人でも病気で苦しむ人がいなくなりますように。